2024年9月26日東京第2次訴訟控訴審 第1回口頭弁論期日
「結婚の自由をすべての人に」東京第2次訴訟控訴審の第1回口頭弁論期日が行われましたので、概要をまとめました。
①概要
- 第1回口頭弁論が開催され、控訴人らと被控訴人双方から書面の提出と陳述が行われた
- 控訴人側から複数の主張書面(控訴状、控訴理由書第1〜4分冊等)と証拠(甲A601〜708号証)が提出された
- 被控訴人(国)からは控訴答弁書と証拠(乙35、36号証)が提出された
- 3名の控訴人による意見陳述と代理人弁護士による陳述が実施された
②控訴人の訴え
- 山縣さん:第一審での「社会的承認」による判断への異議と、裁判所の人権感覚のアップデートの必要性を主張。同性婚に賛成意見を表明する世論調査の結果に対して「否定的な意見を持つ国民が少なからず存在する」と恣意的な評価を行ったことに対する怒りや恐怖などについて訴えかけた。
- 武田さん:武田さんと武田さんのお子さん、一橋さんの3人での暮らしを始めてから、衝突しながらも、時間をかけて互いに理解し支え合う関係を築いてきたことについてお話。その関係性は、他の家族と変わらないにもかかわらず、パートナーとの家族関係が法的に認められないことによる不利益や不安を訴えた。
- 一橋さん:武田さんの入院先病院にて、緊急連絡先欄に一橋さんのことを「パートナー」として記載したところ「同居人」と書き換えられたという経験や転職に伴う不安など、法的保護がないことによる具体的な困難を説明。
- 代理人:憲法解釈における社会状況の変化の考慮や、違憲状態ではなく違憲判決を求めることを主張
③被告人の主張
- 控訴答弁書を提出し陳述を行った(具体的な主張内容は本文中に記載なし)
④次回の予定
- 次回期日:2025年1月28日(火)午後3時
- 場所:東京高等裁判所101号法廷
- 控訴人らは次回期日までに被控訴人の控訴答弁書への反論書面を提出予定
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