金属アレルギーの人が抱える悩み①

こんにちは、ELGIR代表の金本和希です!
今回は金属アレルギーについてまとめてみました。
日本人の10人に1人は金属アレルギーと言われていて
症状に悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

記事の内容
“金属アレルギー”とは?
金属アレルギーの症状はどんなの?
金属アレルギーの原因になりやすい金属は?
金属アレルギーの人が使用できるジュエリーはあるの?

“金属アレルギー”とは?
まず、花粉症なども含めて“アレルギー”とは何かお話ししましょう。
私たちの体には微生物や細菌から身を守る“免疫”が備わっています。

アレルギーの原因となる“アレルゲン”が体内に入ったときに、免疫細胞が異物とみなし抗体を作ると、再度アレルゲンが入ってきたときに免疫反応といて、発疹・痒み・くしゃみ・鼻水などの症状が出ます。これが“アレルギー”です

食物、ほこり、花粉などが原因となって起こるアレルギーのうち、金属が原因で起こるアレルギーを“金属アレルギー”と言います。

金属が皮膚に接触することでアレルギー反応を起こし、症状が出ます。
金属は目に見えない形で身の回りの物に含まれていることも多く、例えば革製品にはクロムと呼ばれる金属が含まれています。
このクロムは金属アレルギーの原因として有名な金属で、長らく原因がわからない皮膚トラブルでお悩みの方の中には金属アレルギーが原因であった。という方もいらっしゃるので注意が必要です。

金属アレルギーの症状はどんなの?
金属が肌に触れたり、金属が体内に入ったときに皮膚が赤くなったり発疹が出て、原因が金属であるとはっきりわかるものを金属アレルギーと呼びます。
よく見らる症状はネックレスのチェーンや時計の金具が触れている部分が赤くなり痒みが出ることが多いです。

また、夏場には汗が金属と接することでイオン化した金属がアレルギー反応を引き起こしやすくなる、ということも考えられます。
アクセサリーでかぶれてしまう体質の方で、全身に発疹が出てくるような場合は一度皮膚科に受診し、相談してみてください。

金属アレルギーになりやすい金属は?
金属アレルギーになりやすい金属はあります。代表的な金属がクロム、コバルト、ニッケルです。

冒頭で説明したようにクロムは革製品にも含まれていることが多い金属で、ベルト、財布、靴など金属に見えないため、知らず知らずのうちに金属アレルギーによる肌荒れを引き起こすことが多いです。

また、本邦パッチテストにおいて1 位コバルト (17% 2 位ニッケル(13%)と女性を中心 にニッケルやコバルトの陽性率が上昇しております。
主にジュエリー(アクセサリー)に含まれることが多い金属で、ピアスの普及とともに陽性率が急増したと考えられています。

これらのクロム、コバルト、ニッケルは代表的な金属アレルギーの原因と言われているため注意が必要です。

金属アレルギーの人が使用できるジュエリーはあるの?
金属アレルギーの人はまず専門医に相談し、アレルギーの原因となる金属は何か把握してその金属の使用を避ければ使用できます。
しかし、アレルギー検査をしたことがないという人も多いのではないでしょうか?(私もしたことがありません…)
そんな方は以下2点に気を付けていただけると、比較的金属アレルギーが起こりにくいと思うので試してみてください。

・プラチナが素材のジュエリーを選ぶ
・金属アレルギーの心配がない・心配が少ない金属を配合成分としているアクセサリーを選ぶ。

・プラチナが素材のジュエリーを選ぶ
純度100%のプラチナや金で作成したジュエリーであれば金属アレルギーは比較的起こりにくいです。
しかし、100%その素材だけではジュエリーの加工には適しません。
美しい色や艶を出したり細かな細工を施すために、ジュエリーブランドはそれぞれが工夫し、ニッケルやパラジウムなどプラチナやゴールド以外の金属を配合してジュエリーに仕立てます。
この配合物質が何で、どのくらいの量含まれているかによって、時に金属アレルギーが起きてしまうのです。

ジュエリーで使用される一般的な金(K18,18金と呼ばれるもの)は75%が金、25%がその他の合金と呼ばれるのに対し、プラチナジュエリーの場合はPt900だと90%がプラチナ。Pt950では95%がプラチナで、合金はわずか510%と、プラチナは純度が高い素材です。
合金の割合が合少ないと金属アレルギーの原因物質であるニッケルやコバルトの含有量も少なくなるので、結果アレルギーも出にくいです。

・金属アレルギーの心配がない・心配が少ない金属を配合成分としているアクセサリーを選ぶ。
金属の中には金属アレルギーの心配がない金属、心配が少ない金属があります。

金属アレルギーの心配がない金属
タンタル
ハフニウム
ジルコニウム
ニオブ
チタン

金属アレルギーの心配が少ない金属
イリジウム
プラチナ

ルテニウム
レニウム
ロジウム

これらの金属で純度100% のジュエリーを販売しているメーカーは国内でもかなり少なく、金やプラチナに別の金属を混ぜる合金が使われています。

ジュエリーメーカーの中には配合成分を開示している親切なメーカーもありますので、これらの金属アレルギーの心配がない・心配が少ない金属を使用しいてるジュエリーを選んぶと金属アレルギーの方も安心して使用できるかと思います。

ELGIR
の指輪はK18やプラチナを使用した指輪だけを販売しており、配合成分もすべて開示しております。
少しでも皆様の参考になりましたら幸いです。

本日は以上です!

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ELGIR代表
金本 和希